ABOUT

水野純子(みずの・じゅんこ)
漫画家、画家、イラストレーター
1973年5月27日 東京都板橋区生まれ

エロティックで生命力溢れる女性像と、それを取り巻く不思議で壮大な世界を描くアーティスト。70から80年代のアニメ、漫画、玩具デザインなどから受けた影響を基盤に、現代美術、日本画、宗教画、フェティッシュ・アート、広告デザイン、ビンテージ玩具、映画などあらゆる物からアイデアを取り込み、個性的な作風を作り出す。
作品の基本テーマは女性のエネルギー。水野が創り出すファンタジー世界の中では、あらゆる種類の女達がそのパワーをみなぎらせている。 2009年よりアメリカ、サンフランシスコに活動の拠点を移し、ギャラリーでの作品展、漫画制作、デザイナー・トイやTシャツのデザインなど様々な仕事を手がけている。



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BIO

1973年

東京都板橋区に生まれる。当時人気だった少女漫画やアニメ、女児向けキャラクターグッズなどに影響を受けて、早い時期から絵を描き始める
1978年 らくがき帳にストーリー漫画を描き始める。子供向けの「まんが家入門」などの本で勉強。
1980年 漫画、読み物、ニセ広告や料理のレシピなどを載せた手作り雑誌を作り始める。主な読者は姉。自分で〆切を設定し、勝手に焦る。そのかたわら、自分のキャラクターを使ったグッズ、きせかえ人形やドールハウスなどを紙やねんどで作って楽しむ。
1983年 10歳。どうしてもプロの漫画家になりたくて、自作の漫画を有名少女漫画雑誌の誌上まんがスクールに投稿。親切な励ましの言葉をもらうものの、当然仕事はもらえず落胆。
1984–85年 一日も早いプロデビューを目指して、漫画の勉強と制作を続行。当時最も参考にしていた本はこちら
1986年 別な少女漫画雑誌に2度目の作品投稿。再び励ましの言葉をいただくも、デビューには繋がらず挫折。漫画家はあきらめて、イラストレーターになろうと決心する。書店や図書館に通い、日本の漫画以外の様々な美術、芸術作品に触れるようになる。
1987年 オーブリー・ビアズリーの作品にショックを受け、受験勉強の合間を縫ってビアズリー風作品を描くことに没頭。
1988–90年 アルベルト・ヴァーガス, エリック・スタントンロマン・スロコンブなどエロティック/フェティッシュ・アートに影響を受けた作品をアクリル絵の具で描き始める。絵の内容がきわどくなるにつれ、親から隠すために作品のサイズは
どんどん小さくなっていく
1991年 高校卒業、スーパーのレジ係のアルバイト。作品作りは続けており、手作りのコピー雑誌「MINA」を時々作っては友人に配る。
1993年 働いていた映画館で「セーラームーン」の映画 を観たことから、キャラクターやストーリー作りの楽しみを思い出し、再び漫画制作を始める。
1996年 知人のイベントで販売するために作った「MINA」の特別版「Animal DX」が雑誌編集者の目にとまり、お仕事をいただくようになる。念願のプロデビュー。
1998年 初めての漫画単行本「ピュア・トランス」が発売される。 
2002年 単行本「シンデラーラちゃん」が英訳され、アメリカで発売される。海外のコミックコンベンションや書店イベントに参加してサイン会やトークを行うようになる。
2007年 ロサンゼルスのメリー・カノウスキー・ギャラリーにて、ミス・ヴァンレディー・アイコと共に、アメリカで初めての絵画展を行う。
2009年 アメリカ、サンフランシスコに活動の拠点を移す。
主な個展

1998年

「ヘル・ベイビーズ」ギャラリー・アート・ワッズ(東京)
2009年「Desert Women」 Roq La Rue Gallery (アメリカ/シアトル)
2010年「Deranged」 Merry Karnowsky Gallery (アメリカ/ロサンゼルス)
2010年「Flora Delirium」 Gallery Nucleus (アメリカ/ロサンゼルス)
2012年「Venus Cake」 Narwhal Art Projects (カナダ/トロント)
2012年「Euphoria」 La Luz De Jesus Gallery (アメリカ/ロサンゼルス)
2013年「Rising」 Gallery Nucleus (アメリカ/ロサンゼルス)
2014年「Moony」 Cotton Candy Machine (アメリカ/ブルックリン)
2014年「Belle」 Atomica Gallery (イギリス/ロンドン)
2015年「Ambrosial Affair」 Narwhal Art Projects (カナダ/トロント)
2015年「Triad」 Cotton Candy Machine (アメリカ/ブルックリン)
2016年「Takarabune」 Gallery Nucleus (アメリカ/ロサンゼルス)
主なグループ展

2005年

「こえだちゃんと木のおうち展」 (日本橋ガレージ/東京)
2007年「Heart Throb」 (Miss Van、Aiko Nakagawaとの3人展)Merry Karnowsky Gallery (アメリカ、ロサンゼルス)
2007年「Bestial」 Iguapop Gallery (スペイン/バルセロナ)
2008年「Pop Art Playmates」(Lisa Petrucciとの2人展) Mondo Bizzarro Gallery (イタリア/ローマ)
2010年「111 at 111」 111 Minna Gallery (アメリカ/サンフランシスコ)
2011年「New Moon 2011」 Myplasticheart (アメリカ、ニューヨーク)
2011年「Water Works」 GR2 (アメリカ/ロサンゼルス)
2011年「The Ham Ba Ga Show」 Q Pop (アメリカ/ロサンゼルス)
2011年「Apocalyptic Mongoloid」 CO Exhibitions (アメリカ/ミネアポリス)
2012年「Lucha Libre!」 Rotofugi Gallery (アメリカ/シカゴ)
2014年「Temple of Art」 La Luz De Jesus Gallery (アメリカ/ロサンゼルス)
2017年「Unicorn Ⅱ」 Nucleus Portland (アメリカ/ポートランド)
キュレーション

2017年

「OVUM-curated by Junko Mizuno」 Gallery Nucleus (アメリカ/ロサンゼルス)
出版物

こちらを御覧ください。
その他の主な展覧会・イベント

2008年

「Fornarina Urban Beauty Show 6.0」 (フランス/パリ)
2008年「My Little Pony Project」 チェルシーアートミュージアム (アメリカ/ニューヨーク)
2010年「SugiPOP:The Influence of Anime and Manga on Contemporary Art」 ポーツマスミュージアムオブアート (アメリカ/ニューハンプシャー)
2010年「Small Gift サンリオ50周年記念展」 バーカーハンガー (アメリカ/サンタモニカ)
2011年「Pinatarama」 ミュージアムオブモダンアート (メキシコシティ/メキシコ)
2011年ラスベガス、コスモポリタンホテル内 Kidrobotショップにてライブペインティング
受賞歴

2004年

「ファンシージゴロ・ペル」第8回文化庁メディア芸術祭、マンガ部門 審査委員会推薦作品に選出
2007年フランス Japan Expo Awards 2007「ピュア・トランス」仏語版が「Good Scenario」部門にノミネート
主なゲスト参加

2005年

「アングレーム国際漫画祭」 (フランス/アングレーム)
2005年「インターナショナル漫画&アニメフェスティバル」 (イギリス/ロンドン)
2005年「I Seriernas Värld」 コミックフェスティバル (スウェーデン/マルメ)
2006年「アニメセントラル」 (アメリカ/シカゴ)
2008年「XIV Salon Del Manga」 コミックフェスティバル (スペイン/バルセロナ)
2011年「リオ・コミコン」 (ブラジル/リオデジャネイロ)
2014年「Lakes International Comic Art Festival」 (イギリス/ケンダル)
2016年「DesignerCon 2016」 (アメリカ/ロサンゼルス)



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